私の子育てこれでいい?こどものどこを伸ばしたらいいの?に応える認知発達心理学に基づいた親と子のためのオヤトコ診断。
その開発を中心となってすすめてきた桑子和佳絵さんからママ(パパ)のタイプ別のアドバイスが届きました♪
今回は、<クールタイプのママ・パパ>です。
そのほかのタイプは下記よりご覧ください。
>>タイプを知りたい方はこちらの『オヤトコ診断』から診断してくださいね。
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こんにちは! 桑子 和佳絵(くわこわかえ)です。
普段は、保育園・幼稚園の職員さんや保護者の皆さんのお手伝いをしています。
特に保護者の方に向けては、こどもへの関わり・声がけ傾向を診断する「ママエゴグラム(※)」を開発し、未就学児のママ(パパ)約6,000人にご活用頂いています。
※エゴグラムとは、人間関係心理学に基づいた信頼性の高い診断で、それに子どもとの関わり傾向の要素をプラスしたものです
2020年3月にスタートした「オヤトコ診断」の中にも、実は、このママエゴグラム診断の要素が入っています。
今世界が混乱している中、日本の都市部でも外出自粛が続き、24時間親子が一緒に過ごす期間が長引いているご家庭から悲鳴が聞こえてきています。
そこで、“親子がストレス少なく過ごすためのヒント”をママ(パパ)のタイプ別にご紹介にしていきます。
<クールタイプのママ・パパ>
オヤトコ診断では⇒キツネ・いぬ・くま・うさぎ
何があっても冷静で、パっと解決方法を考えられるクールタイプのママ・パパ。
お子さんにとって最善をいつも考えている、頼りがいのあるタイプの方です。
ですが・・お子さんが何回言っても同じことを繰り返したり、もっとこうすればいいのにと思うと、つい「だったらこうすればいいんだよ!」と正解を伝えてしまうことはありませんか?
クールタイプのママ友も、子どもがお腹が痛いというと「だからさっきアイスやめなさい、って言ったよね?」と理屈で叱ってしまうそうww
そう。クールタイプの皆さんは、理論的に考えたり正解を探すのがクセになっていることが多いかもしれません。
でも、それは「大人にとっての正解」であって、子どもにとっては、果たしてどうでしょうか?
いつも以上に親子で一緒に過ごす時間が増えると、そんなママパパのイライラ頻度も上がりがち。
そのつもりはなくても“理詰め”で叱ってしまうと、子どものやる気と自尊心が萎えてしまいます。
そんなママ・パパにおススメなのが「いいところ・できたところ探しゲーム」です。
お子さんの「できていないところ」「苦手なところ」ではなく、「いいところ」「できているところ」をどんどん探してみましょう。
どんなに小さいことでも、また、チャレンジしている最中のことでもOK。
例えば、
お箸の持ち方を練習している最中だったら、たとえうまく持てなくても「お、今日はフォークじゃないんだね」とすかさず言ってみる。
トイレトレーニングがうまくできなくても「自分からやろうとしたんだね~」とチャレンジしようとしたことをホメる。
という感じです。
大げさに「すごい!」「えらい!」と言わなくても大丈夫。
クールママ・パパお得意の観察力を使って、「いいところ・できているところ」の実況中継して伝えてあげてください。
これが立派な“承認”になります。
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桑子 和佳絵(くわこ わかえ)
オヤトコ診断の開発メンバー。
保育園・幼稚園の職員と保護者支援をしている一般社団法人 NICCOT Partnersの代表。
日本女子経営大学院 フロンティアメンター。一児の母。
<資格>
・ 産業カウンセラー
・ アンガーマネジメントキッズインストラクター
・ ことばキャンプキッズインストラクター
・ 上級マーケティング解析士