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〈歯科衛生士がアドバイス☆お口のお悩みQ&A〉Q.小さいうちから好き嫌いがあると将来心配【後編】

こんにちは。歯科衛生士の宗田 香織(むねたかおり)です。

私は、日本こども成育協会認定『こども成育インストラクター』としても活動しています。

 

今回も前回に続いて、子育てのお困りごとの筆頭であり、クリニックでも患者さんよりご相談の多い、「食べ物の好き嫌い」についてお話しますね。

Q.小さいうちから好き嫌いがあると将来心配【前編】はこちら

 

食べ物の好き嫌いの対策としては、年齢だけに捕らわれず 、口腔の状況に合わせて食事の固さや大きさの調整・弾力の強い食材や繊維性の食べ物などを加減してみるのも良いと思います。

 

また、離乳食~乳児食の時期は温度・食具が口に当たったときの触感・食べ物の舌触りなどにも敏感な時期でもあります。

 

いつもより冷ましたり、温めてみたり、違う器やスプーンに変えてみるのも一案です。

 

今まで食べていた食材を食べなくなった時には、違う調理法や味付けにしてみると食べることもあります。

 

 

毎日の食事は、食べ物の特徴や自分の好みを理解したり、コミュニケーションなどの社会性を養う学びの場でもあります。

 

お子さんの食べ物の好き嫌いは、お母さんとしては、どうしよう…と不安になってしまうと思います。

 

けれど、『おめでとう!!立派に成長していますね!!』と、喜ばしい出来事なのです。

 

他のお子さんと比べて焦ってしまったり、小さいうちから何でも食べられるようにさせなくちゃ!と頑張り過ぎないことが秘訣。

 

好き嫌いや食事中の困った行動が出て来たら、「うちの子なにか成長しているぞ!!」と、お子さんを良く観察してみてくださいね。

 

 

宗田 香織(むねた かおり)

東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校を卒業後、一般歯科や審美・矯正歯科などにて勤務。

Dr岡本・Dr竹内よりスウェーデン歯周病学を学び、歯周治療・メンテナンス・インプラント予防管理を中心に歯科クリニックに勤務。

2018年10月よりこども成育インストラクター〈食専科〉アンバサダーに任命される。

お口から全身の健康 《健口》 を より多くの方にお伝えしたいという思いから、 2019年よりフリーランスで活動中。