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〈よしこ先生の子育てあるあるQ&A〉Q.電車、新幹線が好きすぎて、駅に見に行くとしばらく動きません。

 

『オヤトコ診断』で「コアラさん親子」と診断された5歳の男の子のママからのお悩みです。

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Q.電車、新幹線が好きすぎて、駅に見に行くとしばらく動きません。
おうちで遊べるようにプラレールを与えるのですがやはり本物を見るのがいいようで最近は駅に連れて行けず、本物が見られないことがストレスのようです。
どう接したらいいでしょう

A. 大好きな電車の実物を見て「研究」するのが好きなお子さんですね。

親御さんは「うちの子は、ただ電車を観るのが好き」というだけの理解であっても、お子さんにとっては「今日の○○と昨日の○○の違い」「あの電車とこの電車は何が違うのだろう?」と細かな差異を見つけ、しくみや働きをおぼえるのが喜びなのかもしれません。

実物を観ていないときでも、電車を話題にする機会はふやせます。

お子さんの頭の中にある「研究成果」をインタビューで聞き出してみましょう。

最初はあまり言葉が出ないかもしれませんが、お子さんがお話ししたり電車のモデルを指さして示したことを、お母さん(お父さん)が、ひらがな文字で書きとめたり、絵に描いたりして「記録すること」を見せてはいかがでしょう?

「自分の知識が文字や図解で記録に残せるのだ!」とわかれば、実物が無くても自分の考えを記録したり、それを人に見せて説明しようとする意欲の後押しなるはずです。

 

〈回答監修者〉沢井 佳子(さわい よしこ)

(一社)日本こども成育協会 理事

認知発達支援と視聴覚教育メディア設計を専門とする。
お茶の水女子大学大学院修了。発達心理学専攻。

幼児教育番組『ひらけ!ポンキッキ』(フジテレビ)の心理学スタッフ、
静岡大学情報学部客員教授等を歴任。チャイルド・ラボ所長。

幼児教育シリーズ『こどもちゃれんじ』(ベネッセ)、
幼児教育番組『しまじろうのわお!』(テレビ東京系列)等を監修。
人工知能学会「コモンセンスと感情研究会」幹事。
日本子ども学会常任理事。